地味OLの憂鬱~私は仕事に生きたいのに、三人からのアプローチにタジタジです!!


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パーティー会場に招待客が集まりだし、色とりどりのドレスに着飾った女性達が楽しそうに談笑を始めていた。

会場の正面には大きなスクリーンが用意され、玲奈達が手がけたマンションの外観から内装までを次々に映し出していた。

司会者により今回のプロジェクトについて一通り説明が始まると、今回のプロジェクトリーダーである玲奈の名前が呼ばれた。

「一条さんこちらへどうぞ」

背筋をピンと伸ばすと玲奈はゆっくりと前に進んで行き、マイクに手を伸ばした。

そこでパーティー会場が一気にざわめき出す。

「えっ……誰?」

「一条さん!!うっそ、超ー綺麗」

「マジかよ。あれが地味な一条さん」

驚きとざわめきでパーティー会場が騒然としていた。

玲奈はそれを無視して、今回のプロジェクトに関わったすべての人達に感謝の言葉を述べ、これからの仕事に生かしていきたいと話、マイクを司会者にもどした。


そこへ優人がやって来て、司会者からマイクを受け取った。

「本日はレセプションパーティーにお越しいただき、ありがとうございます。これから話すことは私事なのですが、皆さんにもお付き合い願いたいと思います」

会場は一気にシーンと静まり返り、これから優人が何を話すのか固唾を呑んで見守った。

「私のは四年前に親同士が決めた婚約者がいます。しかし、私の至らなさ故に彼女を傷つけてしまった。私が愛しているのは彼女だけなのに……。そこで皆さんに証人になっていただきたい」


優人さんはいったい何をするつもりなの?


優人はゆっくりと玲奈の前までやって来ると膝をついた。



「玲奈、過去に君を傷つけてしまったことは、消すことは出来ない。しかし、これからは君を傷つける様なことは絶対にしないと誓う。だから俺と結婚して下さい」

会場が更にシーンと静まりかえり、皆が玲奈の言葉を待っていた。

玲奈は両手で口を押さえ、大きな瞳からポロポロと涙をこぼしながら優人の手をとった。

「はい。よろしくお願いします」

玲奈の返事を聞いた途端、会場から割れんばかりの拍手が鳴り響いた。

「「「わーー!!おめでとうございます」」」

沢山の人達からの祝福を受け、二人は自然と抱き合い、キスをした。


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