青空が君を笑顔にするまで
「俺、この間、見たんだ。公園を散歩している時にハルちゃんとハルちゃんの彼氏が仲良さそうに歩いているのを。あれは、たぶん、彼氏だよね?」
意外と世間は狭いものなんだね。
「──うん」
「俺が言うのも何だけど。体、大切にな。ハルちゃんいつも頑張り過ぎるところがあるから。あまり頑張り過ぎないようにな。じゃあっ」
「うん、わかった。ありがとう。創ちゃん、じゃあね」
私は静かに電話を切った。
離れたからか、自分で思っていたよりも創ちゃんと冷静に話をする事ができた。