恋愛イデアル続編
読書や勉強はアタマを錆び付かせないようにする先行投資
[読書や勉強はアタマを錆び付かせないようにする先行投資]

ミュー、碧羅結、シンシアが大学の一室でカード遊びをしている。雑談だ。

「どうしてわたしたちは勉強するのでしょうね」
「それは興味は興味を呼び、頭は次第に磨かれていくからです」
「ミューがいうと納得するよね」

「そうですわね。
さしずめ英雄や偉人が人のこころにはいるのでしょうね」
「学習は大切ですよね」
「全くですわね。
けれど、学習は本ばかりとは限りません。野外に出てATMや銀行の様子を調べるなどの散策、フィールドワークをしたりそれをさらに論文にし、クラウドに書き留める作業があります」
「でも、シンシアさん。
科学は真理のためでしょう」
「それもありますが、学問や読書はアタマを錆び付かせないようにするいわば先行投資です」
「つまり楽しいんだね」
「そ。楽しいですわ。
手を動かす楽しさも実験や学問にはありますわね」
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