君は無垢なフリをして​───本当は野獣。
「っ…そんないい表情で歌ってたのに、何で歌うのやめたの?」





涙を拭いながら問う。


若干鼻声なのが恥ずかしい。





「辞めたくて辞めたわけじゃねー。」


「え?」


「…仕方なかったんだよ。架琉がヤバかったから。」






八神 架琉がヤバかったって…


もしかしてヤバい系に走っちゃったのかな。






「それに俺も、親父たちに置いて行かれて荒れたから。気づいたら俺達は自然に歌わなくなってた。」
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