君は無垢なフリをして​───本当は野獣。
――――――――――――――――
――――――――――――
―――――――
「なぁ、花菜。アイツに何言われてた?」



お風呂上がりに髪を拭きながら私に問う。



「え?何?」


「何か言われたろ。」



私の座っているソファーにボスっと腰を下ろす。



「……公園で待ってるって。」


「公園?」


「***公園。」


「***公園、か…。いつだよ?」


「金曜日の1時…」


「つーことは丁度1週間後だな…」



ふーっと息を吐く。



「私、いかないよ?」


「あぁ?…知ってるよ。」



へ?


私が行くか心配しての溜め息かと思った。



「…花菜、キスされただろ。」


「……うん。」


「消毒、してやろーか。」


「うん。」


「ははっ、素直。」


私が頷くと神弥は笑って、キスを落とした。


< 228 / 385 >

この作品をシェア

pagetop