君は無垢なフリをして───本当は野獣。
――「かーぐやくんっ」
「はよ、帝。」
「これ、今日のお弁当。今日は大事な日だから頑張ってみたよ!」
「おー。ありがと。」
笑いかけると帝は嬉しそうに微笑んで、自分の席に向かう。
「《んまー、ニヤけちゃって。ゆるゆるじゃん。》」
「何が言いたい、架琉。」
「《んにゃ?けど、長いよなぁ。5ヶ月だっけ。》」
「あぁ。で、5ヶ月記念で今日は頑張ったんだとよ。」
弁当箱を持ち上げて見せれば、 架琉はフッと笑う。
「《幸せそうな顔してんな。》」
「うっせ。」
架琉と小突き合う。
と。
「本当、仲良しだねぇ。神弥くんと八神くん。」
帝は俺と架琉とを交互に見ながら言う。