君は無垢なフリをして​───本当は野獣。
「《まぁ、な。12年も一緒に居るからさぁ。》」


「12年も?!」


「あぁ、親同士が仲がいいからな。」



俺たちの話に帝は驚く。



「あんまり驚く程のことじゃねぇだろ。」


「《腐れ縁ってやつだもんなぁ。》」



架琉と俺が笑うと、帝も笑う。


架琉と帝もいつの間にやら仲良くなった。


架琉は始めこそ、俺と帝が付き合うことに渋い顔をしてたけど、今はそんなこともなく。


寧ろ賛成って感じだ。


初めて"恋愛"というものをした俺が言うのもなんだけど、架琉も"あの人"に囚われてないで……前に進めばいいのにな。
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