君は無垢なフリをして​───本当は野獣。

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――「架琉、帝ー。待たせたー。」



5ヶ月記念。


帝ばかりが奮発した訳じゃない。


俺だって、この日の為にバイトして金貯めて。


ちょうどクリスマスイブだからさ。


帝に似合うなぁって、ちょっと照れくせぇけどネックレスを買ってた。



「帝?架琉は?」



教室に戻ると、架琉は居なくて。


帝だけが座ってた。



「クラスの子が迎えに来たから、また放課後来るって帰ったよ。」


「放課後か…。俺、また放課後も打ち合わせ行かねぇといけねーから、待っててもらってもい?」


「もちろんだよ!」



俺の言葉に帝はニコリと笑う。


それから立ち上がると、自分の席に戻ろうと足を進めた。


が。



「帝!」

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