君は無垢なフリをして​───本当は野獣。
飯の最中に花菜にかかってきた、綾香ネェからの電話。


相変わらずよくわからないことを言って終了。


それを言うと、花菜に怒られた。


と――…



ピーンポーン…



本日二回目のインターホンが鳴る。


母さんに言われて、花菜は玄関に向かう。



「崇大、お姉ちゃんが帰ってきて嬉しいのは分かるけど、もう少し大人しくしたら?」


「【な…っ、別に嬉しくねーし!】」



母さんに言いながら、なかなか戻らない花菜を迎えに行く。



――「勝手に出ていくなよ…っ!」



は?


何?つか、誰?


何で花菜に触ってんだよっ?!



「【花菜を離せよ。】」



花菜が男に抱き締められている光景を目にして逆上した俺は、つい…そう口にしていた。
< 382 / 385 >

この作品をシェア

pagetop