はんたいことばの愛のうたー天性の弱虫ー
「久しぶり、あの少し話せないかな?」

私は君に聞きたい事が沢山ある。

君は少し驚いた表情をしたが、

『わかった。』

了承をしてくれた。

君の声はあの時とは違う。

少し低く、大人びた声になっていた。

私は君に先にベンチに座っていてと

言われた。どうしてだろう。

すると君は飲み物を持ってきてくれた。

しかもそれは私が大好きな、

ロイヤルミルクティーだった。

私は彼の

そういう気遣いが出来る所も

大好きだった。 

『話って何?』

君は淡々と言葉を連ねた。
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