はんたいことばの愛のうたー天性の弱虫ー
私は走った。

思いは止まる事を知らなくて

ただ足を動かし続けた。

君はどこだろう...

大学は賑やかで人が多く、

とてもじゃないけど

見つけるのは不可能だった。

でもその時の私は

そんな事がわからなくなる位

必死に君を探し続けていた。

"神様どうかお願いします。
もう間違えないから。あと一度で良い。
君に会わせて下さい..."

思いが通じたのか

大学生になり逞しくなった君がいた。

私は勇気を振り絞り

彼に声をかけた。
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