居酒屋ーーーキスをあげよう―――
―――それから、彼女は着替えをすると、昨夜の事を泉陽介に聞いてみた。何も言ってないよね?―――。すると―――陽介は目を丸くすると、『―――どうだろうね!!!』とはっきりと言った。陽介は妹の、真子と料理をしており、スープを作ってくれた。寝言を聞かれてしまい、とても恥ずかしい思いをしてしまった。
『―――お前の寝言・・・聞いちゃったよ・・・お前・・・カニが好きなのか?―――。』
其の言葉に、菜月はドキリとすると、『―――好きだけど、何を聞いてるのよ?恥ずかしい。』と言った。頬を赤く染めると、陽介は『―――だから、教えてやったんだ・・・お前の、面白い寝言も聞きたかったから、って、そんな事を言っている場合じゃないだろう?俺じゃなかったら、本気で・・・誰かに、襲われるかもしれなかったんだぞ?』と叱った。
彼女はいきなりの𠮟責に吃驚してしまい、『―――そうよね・・・ごめんなさい・・・』と言う。
彼女は真子が服を着せようとしたら、酔っぱらい過ぎて、自分で服を脱ぎ始めてしまった―――。
真子は『―――家に・・・図渦しく上がっているし、なんで・・・丸裸なのよ。』と叫んだ。
真子は仕方なく、そのままにしてしまい、鍵をかける事にした。
『―――全く・・・何よ・・・あんなに酔っ払って、お兄様を・・・取る気なのかと思った。』
真子は陽介に向き直ると、『―――御兄様―――まだ雅美お姉さまの事――-』と、聞いてみた。

『―――それは・・・そうだよ・・・だけど、こいつ―――本当に、面白い事を言うんだ。』

―――兄様・・・

恋しちゃったのね?あの女に―――。

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