居酒屋ーーーキスをあげよう―――
―――そんな中、居酒屋を潰す、と、ファックスメールが来てしまった。此のファックスは何処から来たのか?―――それを調べると、とある人物に当てはまった。それは皆田蓮見という、あの男性だった。脅しのメールの様で、皆、気味が悪がっていた。結婚を蹴っ飛ばされており、捕まった筈なのに、抜け出してきた。そんな情報が入っていた。蓮見は何度も、結婚詐欺師の容疑で捕まっている。
『―――大丈夫だ・・・お前に、指一本・・・触れさせやしない。』
陽介は真面目に言うと、菜月は『―――ありがとう・・・』と、満面な笑みを浮かべている。一週間も経ち、彼女はお勝手の使い方と、店の運営の仕方を教えてもらい、一生懸命に恩返しをしている。此処の家族になりたい。一週間が経ち、2人は別々のベッドで眠っているが、まるで仲の良い夫婦のようだ。木全は密かに、思っていた。彼女達は幸せそうに、黙々と働いていた―――。
この脅しのメールに、負けるものか―――皆田蓮見という男性は、この菜月を狙っていた―――。
―――この人・・・怖い・・・
出会った瞬間から、そう思っていた。彼女を手に入れる為に、店を潰す、そう言ってきた―――。まるでおとぎ話のようで、彼女は怖くて、怖くて、眠れない日々が続いている。雅か、既に近くにいるのか?―――そんな事、あるかしら?―――ストーカーとか。

―――怖い・・・
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