居酒屋ーーーキスをあげよう―――
彼女は腕を掴まれると、2人に誘拐されそうになった。真子が直ぐに、警察に連絡し、彼女達を追いかけた。菜月は『―――放して・・・』と叫び、真子は得意の飛び蹴りをした。彼女は眼を瞑ると、山田香菜と皆田蓮見に蹴りを食らわせた。2人はパトカーの音に気付くと、情けなく、退散して行った。菜月はへなへな、としゃがみ込むと、『―――怖かった・・・』と泣き出した―――。
真子は彼女を立たせると、[-――帰ろう・・・』と言った。
2人は買い物を済ませると、食材をキッチンでだした。陽介に先程の事を話すと、彼はかんかんになって、怒っていた。真子と陽介、木全は『―――よかよか・・・』と言った。それから、菜月は陽介に抱きしめられると、安心したように『―――嬉しい・・・』と言った。一週間が経ち、2人は今、一緒に働いていた。家族になりたい、彼女はそう思った。それはどういう事か、彼女は二かッと笑った。彼女は一週間が経ってから、いつものように、料理をしていた。あの時、店が潰れる事なく、店は警察に守られる事になった。
『貴方達・・・無事で、良かったわ・・・大事な・・・大事な・・・義娘ですもの―――。』
其の言葉に、菜月は『―――だ・・・大丈夫・・・です。』と吐き捨てた。
あの時、オクラをも買っており、魚も買っていた。マグロの生姜煮はどうかしら?―――と問う。
『いいわね・・・作り方・・・教えて・・・』

―――良いわよ・・・

やった―――

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