居酒屋ーーーキスをあげよう―――
―――
―――彼女は此処に住むようになってから、直樹と言う、誰もがおり、泉直樹が現れた。彼女は父親の存在に、かなり吃驚している。此処の居酒屋さんに、飲みに来たのではない事は分かった。
2人は火花を散らしており、『―――御前・・よくやった・・・誰だい?こいつは―――。』と問う。その様子に、菜月はこけてしまった。自分と泉陽介の事を、認めに来てくれた、そう思った。
『ちょ・・・ちょっと・・・お父様-――いきなりそんな事を言うと、失礼ですよ?―――。』
『いいじゃないか―――こいつら、夫婦なんだから―――。』
『―――御前・・・陽介、一本付けるぞ。』
陽介は仕方なく、笑いながら、自分達も飲む事にし、菜月と真子は料理を作り、運んできた。治夫はカニが大好きで、此処にくる―――此処の料理が気に入っているんだ。
―――御前・・・よかったな・・・
しかりとした、娘さんを貰って―――。
『―――あぁ・・・それなら、其れも思うよ―――』
其の言葉に、泉陽介は父親だと、明るく菜月に紹介する事にした。治夫は明るいイケメンな小父様で、菜月は二人の話しに、大笑いをしてしまった。
『―――ありがとう・・・私・・・貴方みたいな、お茶目な方にお会いするのは、初めてある。』
―――これから
宜しく―――
面白い子だ―――
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