ねえ、私を見て
「ビールでいい?」

園子の言葉に頷いて、今夜はビールで乾杯する事になった。

「相馬君は、飲める方?」

「どうですかね。ビールしか飲んだ事ないんで。」

「そうか。まだビールだけか。」

園子は日本酒、焼酎、ワインまで飲める人だから、ビールしか飲めないなんて、お子様に感じるのだろう。

「澤田さんは、お酒強いんですか?」

相馬君の質問に、首を横に振った。

「全然。私はカクテルとか、ビールだけ。」

「可愛いですね。」

ドキッとした。

年下の男の子に、可愛いなんて言われるなんて。

「ああ、二人共。イイ感じになってる。」

園子の言葉に、ドキッとした。

私はもう28歳で、彼は22歳。

私は既婚者で、彼はまだ大学生。

何もないと言うのに、なぜドキッとするのだろう。
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