ねえ、私を見て
いつの間にか、笑顔で話している自分に気づいた。

「ごめんなさい。」

「何が?」

「彼の事、こんな明るく話すなんて。」

「いいんだよ。俺は、くららが笑顔になってくれれば、それでいい。」

「要ちゃん……」

私は夫の作った料理を、次から次へと口の中に放り込んだ。

「美味しい。」

「うん、美味しいだろ?」

夫も自分の作った料理を、美味しそうに食べる。

「だから、もう2度と自殺するような真似、止めてくれよ。」

私はなぜか恥ずかしさが込み上げた。

「もう言わないで。あの時は、自分でもどうかしてたのよ。」

「それならいいんだ。」

夫は私が何を話しても、笑顔で聞いてくれる。

それが今の私の癒しになっているのだ。
< 135 / 147 >

この作品をシェア

pagetop