ねえ、私を見て
「でも……今日は、相馬君の歓迎会じゃあ。」

「個人的に誘いたかったって言ったら、いいですか。」

相馬君と見つめ合う。

「そんな、私……既婚者だし……」

「既婚者だから、他の人と飲みに行ってはダメなんですか?」

その当たり前だと思っていた主観に、穴が開いた気がした。

「そうでは……ないと……」

「ごめんなさい。困らせるつもりはないんです。」

うつむきながら、ビールを飲む姿は、どこか切なそうに見えた。

「これから、ホテル行きません?」

驚かなかったのは、なぜだろう。

ホテルに誘われる。

いわゆる、SEXをするわけで、私は既婚者なわけで。

そんな事を夫以外の人とは、してはいけないのに。

気づいたら、相馬君とホテルに来ていた。
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