ねえ、私を見て
「いいよ。」

「いいから、買ってあげるって。」

だけど日奈人君は、シャツを握った。

「自分の服くらい、自分で買うよ?くららさんに、そんな負担掛けたくない。」

そして日奈人君は、シャツを持ってお会計に持って行ってしまった。

「ありがとうございます。」

お店を出て、私達はまた商店街を歩いた。

「ごめん。なんか私、余計な事言って。」

「ううん。俺こそごめん。もっと言い方あったよね。」

日奈人君は、そっと私に寄り添ってくれた。

「俺、くららさんと対等でいたいから。」

「日奈人君……」

「だから、物買ってもらったり、お金貰ったり、そういう付き合いは嫌なんだ。」

「うん、分かった。」

大学生の子に、対等でいたいって、言われてしまったか。
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