私は、この人の妻?

穂乃華は、やってしまったと
思ったが、自分は間違ったことは
言ってないと思っていた。

おばあ様のお家により
報告を····と思っていると
おばあ様のお家に父と母が来ていた。

多分、心配していたんだ···
父も母も私に甘い。
私も大好き両親だが····

私は、三人に
佳寿ちゃんのお宅の素晴らしさと
佳寿ちゃんが作り出す
ぬいぐるみの愛らしさを
切々と話した。

頂いたクマちゃんも見せて
私も作りたくて
お暇な時に教えて頂けませんか
と、訊ねたら、教えて頂ける
って、大騒ぎしていたら·····

おばあ様に呆れらて
「穂乃華、佳寿の孫とは?」
と、言われて
私は、正直に話した。

「お会いしましたよ。
ですが、おばあ様
お見合いが嫌だったのでしょう
時間にわざと遅れて見えた上
小馬鹿にする態度で。
あの方は、きっと恋人?
想い人がいますよ。
それなら、きちんと佳寿ちゃんに
お伝えすれば良いのでは。
私の保育園の子供達でも
できますよ。
と、お伝えしました。」
と、話すと
おばあ様は、ため息をつき
父と母は、大笑いをした。

祖母・佐代は、
佳寿に連絡してみようと
思いながら
穂乃華は、決して人を軽視する子では
ないから、そのような孫だったの
だろうと思っていた。

だが、それなら尚の事
佳寿に話せばよいものを
と、思った。

実は、佳寿は先日の健康診断で
肺に影があるのがわかり
孫の海斗君を一人残す事を
心配して穂乃華に
話がきたのだ。

ステージ4の診断をされた。
今すぐではないが
そう何年も···とは行かない····

さて····どうしたものか···

その夜、佳寿から電話があり
孫の失礼を詫びていた。

佐代は、身体を気にして訊ねたが
良くも悪くもないよ
と、言っていたが
穂乃華の事を孫に関係なく
気にいってくれて
ぬいぐるみの作成を
教えても良いかと
訊くから
穂乃華がすごく喜んでいたと
佐代の方がお礼を言った。
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