御曹司の恋の行方~地味な派遣秘書はご令嬢~
パーティー当日、夕輝さん一家も招待されている事を知った。長谷家も何故かはわからないらしい。

そして向かったオフィスビル内にある高級ホテル。
ビルの前には、高級車が列をなしている。
ホテルのフロント前には沢山の招待客。何もかもが凄すぎる。テレビで見た事のある人もいる。

中に入る順番を待っていると非常識な声。

「私は、島崎総合病院の娘よ」

思わず兄さん達と顔を見合わせた。
内心では、娘がどうした?偉いのは父親だろ?と毒を吐く。俺だったら、恥ずかしくて神宮寺製薬の息子何て言えない。

俺達は、完全に知らない振りをしていたが、何と娘が兄さんに気づいてしまった。

「翔さ~ん」

思わず「最悪だ」と言葉が出てしまう。

こんなに、地位のある人達の前で、この娘は恥ずかしくないのか?目立っているのに喜んでる気がする。私を注目して、綺麗でしょう?とでも思っているのか??

兄さんは、場所も考え丁寧に断っているが、内心はかなり怒っているだろうなぁ~

そんな騒ぎの中、凛とした声が聞こえた。

そちらを見ると島崎の娘とは比べ物にならない高級なドレスに身を包んだ上品な美女。

「??」ふと、見たことがあるようなと頭に過ったが、思いだせない。

俺は、事の成り行きを見守った。
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