再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
今日、愛莉ちゃんに会えたら…確かめてみたい。


彼とは何の関係もないって…


そう言わせたい。


その時、僕の視界の遠くの方に、愛莉ちゃんによく似た人が入った。


こちらに近づいてくる。


いや…


似た人ではない。


愛莉ちゃんだ。


ん?隣に立つ男性は?


僕は、その人を見て愕然とした。


菅原先生…


幼なじみの関係のはずなのに、ニコニコ笑いながら、さらに僕に近づいてくる。


そして、愛莉ちゃんは僕に気づいた。


『えっ…どうして?』


驚きをまとったその表情さえ愛おしい。


『坂井先生…どうしてここに?』


『菅原先生、君こそなぜここに?』


『…ここは、私のマンションです』


彼は、すぐ前の豪華なマンションを指さした。


ここに菅原先生が?


だとしたら、愛莉ちゃんは?


どこに住んでるんだ?


突然2人で現れたことに、僕は戸惑いを隠しきれなかった。
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