再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
あなたと歩む人生
半年後、私達は…結婚した。


式は2人だけで挙げて、家族だけのささやかなパーティーを開いた。


みんなに祝福してもらい、私は…


「菅原 愛莉」になった。


毎日が夢のように幸せで、1日1日を大切に生きていた。


そんなある日、元気だった瑞のお父さんが急に倒れてしまい、すごく心配したけど、でもとても早く回復して元気になってくれた。


安心したのもつかの間、病院の院長として気苦労が絶えない状況に、これ以上ストレスをかけてはいけないと、瑞はお父さんを近くで支えたいと思うようになった。


小川総合病院の院長先生にとても感謝してる瑞にとっては、苦渋の選択だったと思うけど…


でも、真剣に事情を話したら「大切なご両親を安心させてあげなさい」と、病院を去ることを快く了解してくれたようだった。


優しくて立派な院長先生。


瑞は、その事を深く感謝し、さらに尊敬したみたいで。


小川先生には、そのことでまたいろいろ言われたみたいだったけど、もう何も気にしないようにしていた。
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