再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
背が高くて足も長いから、やっぱりどうやってもモデルにしか見えない。


こんなにかっこよくて、その隣で歩く私の身にもなって欲しいよ。


昔は、瑞をオシャレだと思ったことなんか1度もなかったのにね。


今は、見た目が何から何まで変わってしまって。


昼間からこんなにドキドキしてたら、私の心臓、夜までもたないかも…


とりあえず、冷静にならなきゃ。


そうだ、子どもの頃を思い出せばいいんだよ。


あの時の瑞だと思えば…


って、そんな風には思えない。


思えるはずないよ。


だって、瑞は良い香りもするし、最上級の大人の男性になってるんだもん。


ダメだ…


眩し過ぎてクラクラする。


『愛莉、大丈夫か?』


うわ…!


もう頼むからしっかりして~


別に彼氏じゃないんだから、堂々としてればいいんだよ。


『何が?全然大丈夫だよ。今日は誘ってくれてありがとう』
< 48 / 185 >

この作品をシェア

pagetop