黙って俺に守られてろ~クールな彼は過剰な庇護欲を隠しきれない~
その声や視線から、本当に私を大切に想っていてくれているのが伝わってきて、胸がいっぱいになる。
「ずっと自分の気持ちを誤魔化してきたけど、四年前にはじめて会ったときから、俺はお前に惹かれてたよ」
思わず「うそ……」とつぶやいて目を見開くと、伊尾さんは「嘘じゃねぇよ」と顔をゆがめて笑う。
「もう会うことはないと思っていたのに、本当に麻薬取締官になって俺の前に戻ってきたときはおどろいた。必死に俺についてきて仕事をするお前はかわいくてしかたなかった。だけど、俺は恋愛も結婚もしないと決めていたから、必死に自分の気持ちを抑え込んでた」
「恋愛も結婚もしないって、どうしてですか?」
「今から五年前に、俺は尊敬していた先輩を亡くしたんだ」
彼の告白に、私は息を飲む。
「残された奥さんが先輩の遺体にすがりついて泣く姿を見て、自分は愛する人にそんな思いをさせたくないと思った」
「ずっと自分の気持ちを誤魔化してきたけど、四年前にはじめて会ったときから、俺はお前に惹かれてたよ」
思わず「うそ……」とつぶやいて目を見開くと、伊尾さんは「嘘じゃねぇよ」と顔をゆがめて笑う。
「もう会うことはないと思っていたのに、本当に麻薬取締官になって俺の前に戻ってきたときはおどろいた。必死に俺についてきて仕事をするお前はかわいくてしかたなかった。だけど、俺は恋愛も結婚もしないと決めていたから、必死に自分の気持ちを抑え込んでた」
「恋愛も結婚もしないって、どうしてですか?」
「今から五年前に、俺は尊敬していた先輩を亡くしたんだ」
彼の告白に、私は息を飲む。
「残された奥さんが先輩の遺体にすがりついて泣く姿を見て、自分は愛する人にそんな思いをさせたくないと思った」