ビビディ バビディ ブー! 幸せになーれ!〜この愛があなたに届きますように~
「なぁ、朝飯は食べたか?」
エレベーターに乗り込み彼と向い合う形になった。再び切れ長な目に見つめられ、唐突に話しかけられた言葉に声がでなくて黙ったまま首を左右にふる。
「そうか、俺もまだだ。腹減ったな。一階のカフェが開いてるからそこで飯くうか。飯食いながら今日のこれからのこと話しする。
ところで、アンタ名前は?」
「小谷です」
「小谷‥なんていうの?フルネーム」
「あっ…えっと…朋葉。
小さい谷の小谷に、月二つの朋に葉っぱで朋葉、小谷朋葉です」
「ふーん、朋葉か。
俺は迫田大知。たいちは大きいに知識の知って字だ。
歳は33。
SAKOTAリゾートで働いてる」
「!!」
大きく見開かれた私の目が、目の前の男性、迫田大知をじっとみつめた。
この人…たぶん今日のどこぞやの御曹司だ…。
「今日の庭園でのお見合い…」
思っていたことがそのまま口からでてしまい、慌てて両手で口を押さえた。
しまった…!
目をそらした私の視線を追って、迫田さんが私の顔に少し屈んで自分の顔を近づけた。
「ふーん、俺が今日見合いをすることを知っているなら話は早い。
朋葉、今からお前俺の恋人のふりをしろ。
嫌とは言わせないからな。
断ったら、庭の手入れが最悪だって管理事務所にクレーム入れるからな。
いいか、仕事をなくしたくなければ俺の仕事を引き受けろ。
それが今日俺がお前に依頼する仕事だ」
迫田さんは口角をあげてニッと笑うと
「とりあえず、報酬の一部を体で前払いだ」
「!?」
素早く回された大きな手が、私の腰を抱いて体をぐっと引き寄せて、反対の手で後頭部を押さえつけると私の唇に自分の唇を押し付け…押し付けてるっ!!
報酬の前払いって…なんで、なんでキスしてるの!?
エレベーターに乗り込み彼と向い合う形になった。再び切れ長な目に見つめられ、唐突に話しかけられた言葉に声がでなくて黙ったまま首を左右にふる。
「そうか、俺もまだだ。腹減ったな。一階のカフェが開いてるからそこで飯くうか。飯食いながら今日のこれからのこと話しする。
ところで、アンタ名前は?」
「小谷です」
「小谷‥なんていうの?フルネーム」
「あっ…えっと…朋葉。
小さい谷の小谷に、月二つの朋に葉っぱで朋葉、小谷朋葉です」
「ふーん、朋葉か。
俺は迫田大知。たいちは大きいに知識の知って字だ。
歳は33。
SAKOTAリゾートで働いてる」
「!!」
大きく見開かれた私の目が、目の前の男性、迫田大知をじっとみつめた。
この人…たぶん今日のどこぞやの御曹司だ…。
「今日の庭園でのお見合い…」
思っていたことがそのまま口からでてしまい、慌てて両手で口を押さえた。
しまった…!
目をそらした私の視線を追って、迫田さんが私の顔に少し屈んで自分の顔を近づけた。
「ふーん、俺が今日見合いをすることを知っているなら話は早い。
朋葉、今からお前俺の恋人のふりをしろ。
嫌とは言わせないからな。
断ったら、庭の手入れが最悪だって管理事務所にクレーム入れるからな。
いいか、仕事をなくしたくなければ俺の仕事を引き受けろ。
それが今日俺がお前に依頼する仕事だ」
迫田さんは口角をあげてニッと笑うと
「とりあえず、報酬の一部を体で前払いだ」
「!?」
素早く回された大きな手が、私の腰を抱いて体をぐっと引き寄せて、反対の手で後頭部を押さえつけると私の唇に自分の唇を押し付け…押し付けてるっ!!
報酬の前払いって…なんで、なんでキスしてるの!?