―――ファッション―――
―――翌日―――
彼女達は六時ごろに目を覚ますと、一緒に起きた。グアムはとても熱く、彼女は今、彼に腕枕をして貰っている。2人は寝間着をしており、一緒にツインベッドで寝ていた。これから、彼女は―――凛は眼を覚ますと、ゆっくりと起き上がった。横を向くと、そこには、正樹はいなくて、お風呂場から、シャワーの浴びる音がした。彼女は眼を丸くすると、『シャワーを浴びているのね?』と、笑った。凛は正樹を待つ事にすると、テレビを見ている所であり、着替えをしていた。
テレビでは料理番組をみており、グアムでの料理を覚えようと思った。ハネムーンはイタリアとフランスと、ギリシャに行きたかった。
『―――貴方は・・・一番、何処にいきたいの?』
『―――そうだね・・・あ、ギリシャのアブシンベル神殿を・・・見に行きたいな・・・』
其の言葉に、凛は眼を丸くすると、『―――御前・・・一緒に行くか?』と言った。彼女の御じい様のコネを使って、一緒に行こう―――そう思ってしまった。御じい様は・・・中谷秀頼でもあり、昔、社長でもあった。今は、父親が、和重が社長でもあり、彼女は―――凛は今、政略結婚だが、正樹の事は、ずっと好きで在り、一緒にアパレルで働きたい。
『―――正樹・・・私達・・・幸せに、なれるよね?』
はっきりと問い、一緒に結婚式を挙げる事になり、直哉の事は、諦める事になった。その直哉とまた会えるとは、思っていなかった。

―――いけない・・・いけない・・・

また・・・裏切る事になる・・・
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