夫婦未満ですが、子作りすることになりました
この駆け引きのようなやりとりが、勉強不足ゆえ慎重になる。幻滅されかねない。不安になって答えられずにいたが、零士さんは私の頬を優しく撫でた。
「引いた?」
余裕はあるが切なく揺れている彼の表情に、ブンブン首を横に振る。
「いえ、その……してもらって大丈夫です。覚悟してきました」
今度は彼の喉がゴクンと鳴ったのが聞こえた。
「本当に? 始まったら、今日はキスだけじゃ止まらない。例えばこことか、こことか触るよ」
「ひゃっ」
いきなり彼の手が胸元と太ももの付根に伸びてきて、軽くなでられる。それだけで驚いてソファに腰を抜かし、緊張でハァハァと息が上がり始めた。
「だ、大丈夫、です……」
シフォンスカートのスルスルとした感触と、布越しの彼の手の温かさがじわりと体を熱くする。彼は意地悪に、なでる手を動かし続けた。