夫婦未満ですが、子作りすることになりました
「一週間会えなくなるから、そんなに積極的なのか?」
体勢をくるんと反転させられ、いつものようにSっ気のある零士さんになる。よかった、彼も本気になった。この目で見下ろされるとゾクゾクしてたまらない。
「はい。会えない分までしてください」
彼の首に腕を回し、抱きついてねだってみる。
「凛子……」
彼の手はいとも簡単に私の服を脱がし、熱い息を吐きながら全身に触れていく。教えこまれたせいでだんだん自分が慣れてきているのが恥ずかしい。
「腰浮かせて」
「は、はい」
「上手だな。さすが優等生、飲み込みが早い」
褒められるとそれだけで体が熱くなる。零士さんは体だけじゃなくて、言葉もエッチだ。
「じゃあお望み通り、会えない分までするから。へばるなよ」
余裕のない息づかいの彼にささやかれ、私はうなずく。ふたりの手が絡み、彼の腰は私の深くまで沈みこんでいったーー。