今宵、キミが砕け散る


 「ゆーか。お菓子パーティーしようか」


 話終わったことだし、と私は並べてあるお菓子に手を伸ばした。


 「うんっ!恭ちゃん達も一緒に食べようよ!!」


 「あぁ」


 切り替えの早い優香が、目の前に広がっているお菓子に目を輝かせながら都司達に言った。


 「あ、その前に!」


 突然、佐城が声を上げてポケットからスマホを取り出した。


 「琴ちゃん、連絡先交換しよ!」


 それに反応して、加賀美も「俺も俺も」とスマホを手に持った。


 結局、念のため全員の連絡先を持っていた方がいいということになり、都司と美苑とも交換することになった。


 不意に時計をみると、もうお昼前で、意外と時間が経つのが早いなと思った。


 このままでは、お菓子がお昼ご飯になりそうだが、それは私にとって喜ばしいことだ。


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