今宵、キミが砕け散る


 お菓子パーティーという雰囲気ではなくなってしまった溜まり場は、何やら深刻で重い空気が流れていて、少し……いや、結構息苦しさを感じる。


 「優香、」


 申し訳なさそうに優香の名前を呼ぶ都司。その後ろで、星も眉を下げていた。


 「悪いが、用ができた」


 「っえ、……あ、うん。わかった!!」


 「本当にごめんな」


 「全然大丈夫!また今度やろうね!」


 いい彼女だなぁ。そんなことを思いながら、私は2人を眺めていた。


 「芹、渚、汐梨。取り敢えず状況確認してくるから、終わったら連絡する」


 「分かりました。気をつけてください」


 「りょーかーい」


 「うん、気をつけてね。恭夜」


 都司を見送り、お菓子パーティーという名目の時間は、ただ黙々とお菓子を口に運ぶだけとなった。



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