へたれアイドル王子 卒業します アミュ恋 4曲目

 悩みぬいて、俺が出した答え。



「大みそかと元旦は……
 実家で過ごすから……」



「そう……だよね……」



 さっきまで、お酒で上機嫌だった蓮見。
 

 悲しんでいるのがわかりやすいくらい
 肩を落としている。



 あ~あ~。



 好きな女の悲しんでる顔。

 見たくねぇ……




 蓮見は、缶に残った酒を一気飲み。



 そして

 ダイニングテーブルに腕を置き
 顔をうずめた。



 毎年、大みそかの夜と元旦は

 魔法界で過ごすことにしているけれど。



 蓮見の隣に、いてやりてぇな。



 っていうか。


 一緒に、新年迎えたいよな。



 欲望が詰め込まれた箱のふたが
 開きそうになり。

 冷静な俺が、それを抑え込んで。


 欲望の膨張が止められない俺。



 もう、どうなっても知らねぇからな。と

 心の中の自分に吠える。


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