友達から恋人になる方法
「だから、悠馬くんに近づかないで」


念を押すようにもう一度言うと、乃亜さんはお弁当をもう一度食べ始めた。


ここを動かないのは、私にYESと言わせるためだろう。


でも……。


「それは、できない」


そうつぶやくと、乃亜さんは目を見開いてこちらを見つめた。


予想外だったのだろう。


「なんで……」


次は、乃亜さんが問いかける番だった。


「ゆうのこと、好きだから」


誰にも言ったことのない気持ちを、まさかこんな状況で口にすることになるなんて思ったなかった。


「なんで、あなたは悠馬くんの友達でしょ?!」
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