転生令嬢はご隠居生活を送りたい! 王太子殿下との婚約はご遠慮させていただきたく
「色が変わるの?」
「そう。火属性なら、赤、水属性なら青というように。色の強度によって、どの属性を強く持っているかがわかるんです」
今まで、属性を持っているか否か、どの程度の強度なのかということは、観察者の経験によるところが大きかった。
ミカルの言うことが本当ならば、大変な発明と言うことになる。
「その石をどうするの? 痛くない?」
「まずは手首に、それから肘まで滑らせます。それだけだから痛くありません」
ミカルはアイリーシャの右手首に水晶のような石を置く。ひんやりとした石にアイリーシャの体温がうつって、少しぬるくなった。
すると彼はその石をゆっくりと肘まで滑らせる。
「――なんだ、これは」
火を表す赤、水を表す青、風を表す緑、そして土の茶。それらは、きっちり円盤を四等分していた。そして、目が痛いほどに輝いていた。
「――大変だ!」
それを見たとたん、ミカルは顔色を変えた。
「失礼します、公爵閣下! 近いうちに、お話をすることにしましょう!」
礼儀など忘れ去った様子のミカルは、大股に部屋を出て行ってしまう。
(嫌な予感しかしないんですけど……!)
「そう。火属性なら、赤、水属性なら青というように。色の強度によって、どの属性を強く持っているかがわかるんです」
今まで、属性を持っているか否か、どの程度の強度なのかということは、観察者の経験によるところが大きかった。
ミカルの言うことが本当ならば、大変な発明と言うことになる。
「その石をどうするの? 痛くない?」
「まずは手首に、それから肘まで滑らせます。それだけだから痛くありません」
ミカルはアイリーシャの右手首に水晶のような石を置く。ひんやりとした石にアイリーシャの体温がうつって、少しぬるくなった。
すると彼はその石をゆっくりと肘まで滑らせる。
「――なんだ、これは」
火を表す赤、水を表す青、風を表す緑、そして土の茶。それらは、きっちり円盤を四等分していた。そして、目が痛いほどに輝いていた。
「――大変だ!」
それを見たとたん、ミカルは顔色を変えた。
「失礼します、公爵閣下! 近いうちに、お話をすることにしましょう!」
礼儀など忘れ去った様子のミカルは、大股に部屋を出て行ってしまう。
(嫌な予感しかしないんですけど……!)