オレンジ色のお姫様




「鳴海さんの好きな人だったのに
最低じゃん」


「ビッチなの?」


「ちょっと人より足速いからってチヤホヤされて良い気になってるんじゃない?」


と。数人の同級生たちがそう言葉を突き立ててくる

ちょっと待って、なんで...告白されたことを知ってるなら、お断りしたことも知ってるでしょ...



「何してんだ?」


そして、発端の波多野さんも朝練集合場所に来て、異様な雰囲気の私たちを見て不思議そうな顔をした




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