オレンジ色のお姫様



中学1年の、私が初めて参加した大会で、初めて海世くんが走ってるのを目にした


綺麗なフォームで、風を切るように走っていた海世くんの姿は、今でもよく覚えてる


そして、1位のまま走り切って、タイムが更新したのが分かると、海世くんはキラキラした笑顔を浮かべていた



その時からきっと、私は海世くんに恋をしていたと思う





そう思いながら、私は少しだけ海世くんが走っているのを眺め、その後家に帰った




< 160 / 214 >

この作品をシェア

pagetop