私の執事には謎が多すぎる ー 其の一 妖の獲物になりました
撫子を止めようとするが、彼女はなかなか言うことを聞かない。
「平気よ。それにお医者さまじゃない尊に肌を見られたくない」
年頃の女の子なら当然の反応だが、ここで引くわけにはいかない。
「そんなくだらないことを気にして痕が残ったらどうするんですか?」
優しく諭すように言うが、彼女は声を荒らげた。
「だから、平気って言ってるでしょう!」
呼吸するのが辛いのかゼーハー大きく息を吐く彼女。
「私が気にします。それに、あなたには元気でいてもらわなければ」
根気強く説得すると、彼女は渋々折れた。
「……もう好きにしなさいよ」
「許可を頂いたので、ゆっくり治療させてもらいます。大丈夫。全部私が責任を取りますから」
「そ、それってどういう……」
「黙って。静かに横になっていてください」
彼女の着物と襦袢を脱がして、怪我を確認する。
「尊……そんな見ないで」
撫子は頬を赤らめて手で裸の胸を隠そうとするが、俺はその手を掴んで止めた。
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