私の執事には謎が多すぎる ー 其の一 妖の獲物になりました
式神にも撫子のことを頼むと、「わかりました」と従順に返事をした。
その時、コンコンとノックの音がして、隼人が俺に訴えた。
「なあ、業務報告したいのに結界で入れないんだけど」
学校からもう戻って来たのか。
「ああ、悪い。今入れるようにしたが、撫子に一本でも指を触れたらお前をこの世の果てに飛ばす」
ドアを見据えて宣言すると、隼人は少し怯えながら部屋の中に入って来た。
「尊が言うと洒落にならないって」
「学校はどうだった?」
すぐに調査結果を聞くと、彼は少し真面目な表情になる。
「一通り見て回ったら、洋裁室の机や床、それに壁が血塗れでさあ、女性の着物の切れ端だけが床に落ちてて……多分あれは妖に誰か食われたね。でも、気配はなかった」
敵はなかなか姿を見せない。
だが、撫子に怪我を負わせ、人を食ったということは、俺を誘い出そうとしているのではないだろうか。
「多分、洋裁の先生だろうな。洋裁室の件は処理したのか?」
その時、コンコンとノックの音がして、隼人が俺に訴えた。
「なあ、業務報告したいのに結界で入れないんだけど」
学校からもう戻って来たのか。
「ああ、悪い。今入れるようにしたが、撫子に一本でも指を触れたらお前をこの世の果てに飛ばす」
ドアを見据えて宣言すると、隼人は少し怯えながら部屋の中に入って来た。
「尊が言うと洒落にならないって」
「学校はどうだった?」
すぐに調査結果を聞くと、彼は少し真面目な表情になる。
「一通り見て回ったら、洋裁室の机や床、それに壁が血塗れでさあ、女性の着物の切れ端だけが床に落ちてて……多分あれは妖に誰か食われたね。でも、気配はなかった」
敵はなかなか姿を見せない。
だが、撫子に怪我を負わせ、人を食ったということは、俺を誘い出そうとしているのではないだろうか。
「多分、洋裁の先生だろうな。洋裁室の件は処理したのか?」