私の執事には謎が多すぎる ー 其の一 妖の獲物になりました
鬼が現れないと思ったら、火の矢や火の玉が飛んで来て結界を張って防ぐも巨大な火の玉が前から転がって来て……。
「結界が壊れた!」
ギャーギャー隼人と琥珀が騒いでまた来た道を引き返そうとする。
「落ち着け!」
俺はふたりを一喝しながら、息を吹きかけて大玉を凍らせ、剣で粉々に砕いた。
「おお、さすが、尊」
隼人と琥珀が手を叩いて俺を褒めるが、冷ややかに返した。
「ほら、行くぞ」
一本道を突き進んでいくが、また行き止まり。
「完全に迷子になってない?」
岩の壁を見て隼人が苦笑し、琥珀は悔しそうに爪で岩を引っ掻く。
「あー、行き止まりばっかりで嫌だあ」
「だったら、この岩をぶち抜こう」
じっと岩を見据えるながらそんなことを口にすれば、ふたりは呆気に取られた顔をする。
「え?ぶち抜けるの?」
「やってみる」
手をかざして意識を集中させる。
それは是清さんが俺に教えてくれた水の術の使い方。
「結界が壊れた!」
ギャーギャー隼人と琥珀が騒いでまた来た道を引き返そうとする。
「落ち着け!」
俺はふたりを一喝しながら、息を吹きかけて大玉を凍らせ、剣で粉々に砕いた。
「おお、さすが、尊」
隼人と琥珀が手を叩いて俺を褒めるが、冷ややかに返した。
「ほら、行くぞ」
一本道を突き進んでいくが、また行き止まり。
「完全に迷子になってない?」
岩の壁を見て隼人が苦笑し、琥珀は悔しそうに爪で岩を引っ掻く。
「あー、行き止まりばっかりで嫌だあ」
「だったら、この岩をぶち抜こう」
じっと岩を見据えるながらそんなことを口にすれば、ふたりは呆気に取られた顔をする。
「え?ぶち抜けるの?」
「やってみる」
手をかざして意識を集中させる。
それは是清さんが俺に教えてくれた水の術の使い方。