私の執事には謎が多すぎる ー 其の一 妖の獲物になりました
「では、撫子お嬢さま、私と琥珀はここで控えておりますので」
尊が私に浴衣を手渡しながらそう言うと、琥珀くんが私の腕を掴んで駄々をこねる。
「え〜、おいらも姉ちゃんと一緒に入りたい」
この少年の見た目に騙されてはいけない。
「もうすぐ五百歳の妖が何言ってんだか。ダメよ」
ニコッと笑う私に尊も同調して琥珀くんの首根っこを掴んで私から引き剥がした。
「許可できません。後で入りなさい」
「ちぇっ、つまんない。猫の姿でもダメ?」
手を合わせて琥珀くんは尊に頼むが、許してもらえなかった。
「ダメに決まってます」
ふたりが揉めている間に入ってこよう。
「じゃあ、入ってくるわね」
小声で言って浴場の扉に手をかけたら、尊が私に目を向けた。
「撫子お嬢さま、今日は風が強いですから露天風呂には入らないでください」
「はーい」
何も考えず明るく返事をして浴場の扉をガラガラっと開け、脱衣所で着物を脱ぐ。
「夕飯食べ過ぎて帯がキツかったのよね」
尊が私に浴衣を手渡しながらそう言うと、琥珀くんが私の腕を掴んで駄々をこねる。
「え〜、おいらも姉ちゃんと一緒に入りたい」
この少年の見た目に騙されてはいけない。
「もうすぐ五百歳の妖が何言ってんだか。ダメよ」
ニコッと笑う私に尊も同調して琥珀くんの首根っこを掴んで私から引き剥がした。
「許可できません。後で入りなさい」
「ちぇっ、つまんない。猫の姿でもダメ?」
手を合わせて琥珀くんは尊に頼むが、許してもらえなかった。
「ダメに決まってます」
ふたりが揉めている間に入ってこよう。
「じゃあ、入ってくるわね」
小声で言って浴場の扉に手をかけたら、尊が私に目を向けた。
「撫子お嬢さま、今日は風が強いですから露天風呂には入らないでください」
「はーい」
何も考えず明るく返事をして浴場の扉をガラガラっと開け、脱衣所で着物を脱ぐ。
「夕飯食べ過ぎて帯がキツかったのよね」