HONEYBEE(2)~ハイスぺ社長と二度目のウエディングベル~
******

『フロンティアメディカル本社』

汐留にある『フロンティアカンパニー』が所有する高層ビルの最高層フロアに本社を構えていた。
「眞白お前…何四宮先生に余計なコト言ってんだよ!!」

俺は営業部の眞白を呼びつけて、詰り付けた。

父の弟夫婦の一人娘・宇佐美眞白(ウサミマシロ)二十七歳。
東亜医科大付属看護学部卒。
心臓の病に臥した父のカラダを按じて、看護師には就かず、そのまま『フロンティアメディカル』入社した。
そして、敏腕の営業として実績は常にトップ。
父の愛人の息子…俺から見れば、異母弟の久世匠海の教育係。
「いけなかった?」

「・・・あぁ」

「周防先生は美人で、院内ではモテるんだ…ちゃんと言いふらしておかないと悪い虫が付くだろ?充斗君」

眞白の隣に座る伯父は俺の強く言った。

「俺は…見合いを断りたいんだけど…」


「はぁ?どうしてまた急に…一体どうしたんだ??充斗君」

叔父は目を円くして、軽い眩暈を起こしたのか眞白に寄りかかる。



< 101 / 171 >

この作品をシェア

pagetop