HONEYBEE(2)~ハイスぺ社長と二度目のウエディングベル~
充斗は私のカラダを組み敷きながら、なけなしの理性を総動員して、動きを止める。

「・・・じゃ何処ならいい?」

「・・・充斗が決めてっ…」

「・・・じゃ俺のホテルに行くぞ…」

彼はカラダを起こして、シャツのボタンを留めた。

私もカラダを起こした。

「…支配人にはどう説明するの?」

「別に…急な仕事が入ったんで帰ると言えば良い」

「それは貴方でしょ?」
「お前は体調が優れないんだ…早退しとけばいい…」

「体調の優れない…私に求めるの?」

「お前は我慢出来るのか?」

「それは…無理・・・かな?」

「じゃそんなコト言うなよ…早くしてくれ…我慢できない…待たせたら、襲うぞ…葵」

「相変わらず性急ね…充斗は…」

「最初から葵がキチンと真実を話してくれないからだ…」



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