HONEYBEE(2)~ハイスぺ社長と二度目のウエディングベル~
私は歳を追い、莉緒の写真を見せていく。
「産まれた時は子ザルでも・・・生後半年目にはこんなにも可愛くなるのか・・・俺が記憶を戻さなければ…この子は一生…パパの顔を知らずに成長していたんだな…どうして・・もっと早く教えてくれなかったんだ!!葵」
「…私達の仲は貴方の父親の宇佐美会長が猛反対してたじゃない…」
そう言えば最近、全くと言うほど公の場所に宇佐美会長は姿を見せない。お年を召してるし、体調不良だろうか?
「宇佐美会長って今は何をしていらしゃるの?」
「あ…父は脳梗塞で入院している…今は植物状態で…意識は全くない…だから、俺とお前が結婚しても反対する者は居ないぞ。安心しろっ」
充斗は運ばれて来た前菜の野菜のミルフィーユを口に運んだ。
「葵も食えよ…」
「そうなんだ…」
「だから、俺も自由にさせて貰ってる…仕事がやり易い。でも・・・父も可哀想な人だと感じた。
俺以上に孤独を感じていたと思う。父の愛する人はこの世に居ないんだからな。俺の愛する人は『ジュテーム東京』に来れば…いつでも会える」
「まさか…今日も私に会いに来たの?」
「まぁな…社長の俺がわざわざ出向いてやる仕事じゃないさ…」
「私の意見を訊きたいと言って呼び出したのも会う口実?」
「そうだ」
充斗はきっぱりと断言して、お皿に残った前菜を平らげた。
「産まれた時は子ザルでも・・・生後半年目にはこんなにも可愛くなるのか・・・俺が記憶を戻さなければ…この子は一生…パパの顔を知らずに成長していたんだな…どうして・・もっと早く教えてくれなかったんだ!!葵」
「…私達の仲は貴方の父親の宇佐美会長が猛反対してたじゃない…」
そう言えば最近、全くと言うほど公の場所に宇佐美会長は姿を見せない。お年を召してるし、体調不良だろうか?
「宇佐美会長って今は何をしていらしゃるの?」
「あ…父は脳梗塞で入院している…今は植物状態で…意識は全くない…だから、俺とお前が結婚しても反対する者は居ないぞ。安心しろっ」
充斗は運ばれて来た前菜の野菜のミルフィーユを口に運んだ。
「葵も食えよ…」
「そうなんだ…」
「だから、俺も自由にさせて貰ってる…仕事がやり易い。でも・・・父も可哀想な人だと感じた。
俺以上に孤独を感じていたと思う。父の愛する人はこの世に居ないんだからな。俺の愛する人は『ジュテーム東京』に来れば…いつでも会える」
「まさか…今日も私に会いに来たの?」
「まぁな…社長の俺がわざわざ出向いてやる仕事じゃないさ…」
「私の意見を訊きたいと言って呼び出したのも会う口実?」
「そうだ」
充斗はきっぱりと断言して、お皿に残った前菜を平らげた。