HONEYBEE(2)~ハイスぺ社長と二度目のウエディングベル~
「職権乱用だ…」
充斗はテーブルに置いたスマートフォンを手にする。
「莉緒の写真を続き、見せてくれ」
前菜を口に運んでいる私にスマートフォンを渡す。
「本当に自分本位ね…」
「そんな俺に惚れたクセに…」
私は指紋認証でスリープしたスマートフォンを立ち上げて彼に渡した。
充斗は莉緒の写真の続きを見つめる。
「この顔なんて…最高に可愛いな…」
「そう…その隣の写真も可愛いわよ…」
「そうだな」
二人でどの写真の莉緒が可愛いか考えた。
「類は友を呼ぶと言うが…俺は一ノ瀬社長と同じで知らぬ間にパパになってたんだな」
「パパって呼ばれるコトに抵抗はないの?」
「それは莉緒ちゃんに呼ばれないと…いや呼んで貰わないと困る…」
「じゃ呼ばせてみる?」
「えっ?」
充斗の目が点になる。
「今から莉緒に電話するわ…」
「おいっ!?お前…四歳の子にスマートフォン持たせてるのか?」
「違うわよ…私の母のスマホに電話するのよ…」
「そっか…いや・・・でも・・・俺はココロの準備が…」
冷静な充斗も莉緒に電話を掛けると言った途端、慌てふためき、ルーズに結んだネクタイを結び直し始める。
充斗はテーブルに置いたスマートフォンを手にする。
「莉緒の写真を続き、見せてくれ」
前菜を口に運んでいる私にスマートフォンを渡す。
「本当に自分本位ね…」
「そんな俺に惚れたクセに…」
私は指紋認証でスリープしたスマートフォンを立ち上げて彼に渡した。
充斗は莉緒の写真の続きを見つめる。
「この顔なんて…最高に可愛いな…」
「そう…その隣の写真も可愛いわよ…」
「そうだな」
二人でどの写真の莉緒が可愛いか考えた。
「類は友を呼ぶと言うが…俺は一ノ瀬社長と同じで知らぬ間にパパになってたんだな」
「パパって呼ばれるコトに抵抗はないの?」
「それは莉緒ちゃんに呼ばれないと…いや呼んで貰わないと困る…」
「じゃ呼ばせてみる?」
「えっ?」
充斗の目が点になる。
「今から莉緒に電話するわ…」
「おいっ!?お前…四歳の子にスマートフォン持たせてるのか?」
「違うわよ…私の母のスマホに電話するのよ…」
「そっか…いや・・・でも・・・俺はココロの準備が…」
冷静な充斗も莉緒に電話を掛けると言った途端、慌てふためき、ルーズに結んだネクタイを結び直し始める。