耽溺愛2-クールな准教授と暮らしていますー
身にまとうものを、ゆっくりとはがされていく。ひとつひとつ丁寧に、慎重に。
その度にあらわになる素肌に、怜の唇と手が這う。怖くも寒くもないのに、なぜか体がふるりと震える。
怜に包み込むように抱きしめられ、「寒いですか?」と訊ねられた。

美寧は小さく首を横にふる。なのに怜は、小さな体を腕で(くる)むように抱きしめると、また深くくちづける。

美寧の体を覆うものが下着だけになる。
どんなに怖くないとは思っていても、初めてのことに戸惑いは隠せない。羞恥で全身が熱くて堪らない。
あらわになった素肌を少しでも隠したくて、体の前に持っていこうとした手を、怜が掴んだ。

「隠さないで……とてもきれいです」

指を絡めるように美寧の両手をシーツの上で縫いとめた怜は、そう言って目を(すが)める。そして、鎖骨のくぼみに収まる小さな花びらに音を立ててから、下着の上から柔らかなふくらみにそっとくちづけを落とす。

「あっ、」と短く漏れた声。
それに煽られたように、怜の唇が、性急に美寧の素肌に触れていく。

むき出しになった美寧の肌に、吸いつくようなくちづけが幾度も落とされ、音を立てては赤い花びらを散らしていく。

胸元の素肌を直接吸われ、ビクンと体が大きく跳ねた。
そんなふうに反応してしまったことが恥ずかしくて、顔中がカッと燃えるように熱くなる。
せめて変な声だけでも我慢しようと、きつく唇を噛んだ。
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