耽溺愛2-クールな准教授と暮らしていますー
「や、………ふぇっ、…っく……」

初めて自分の身に起こったことの意味が分からず、驚きのあまり涙が止まらない。
すると、怜が美寧の目元にくちづけ、涙を吸い取った。

「今のは嫌だった……?」

美寧は頷く。
「嫌」というよりは「びっくり」という方が正しいけれど、少しパニックになっている美寧は細かいことには気が回らない。

リップ音を立てながら、怜が顔中にキスを落としていく。最後に唇の上で音を立ててから、「ごめんね?でも、とても上手でしたよ」と頭を撫でられた。

何がどう「上手」だったのだろう。よく分からない。でも、怜が「上手」だと褒めたのだから、さっきの自分は「正解」だったのだろう。

「もう少し頑張らないと、あとがつらいか………」

怜の呟きが耳に届き、美寧は「がんばる……」と唇を噛み締めた。
すると、軽く目を見張った怜が、「頑張り屋さんなのはあなたの良いところですが、今頑張るのは俺の方です」微苦笑を浮かる。

それからも怜は、じっくりと時間をかけて美寧の体中にくちづけながら、美寧のすべてに触れていった。
自分でも触ったことのない場所、誰にも触れられたことのない場所を次々に暴かれていく。それは体だけではない。心も一緒に、彼の前にさらけ出しているような気持ちになる。

体中が熱く痺れて力が入らない。もしかしたら体の骨が全部溶けたのではないか。
思わずそうと思ってしまうくらい、ふにゃふにゃだった。
何度も声を上げたせいなのか、喉がヒリヒリと痛み出す。

「もう……もう、むり………」

と、何が「無理」なのか分からないのに、そう言ってしまうくらい、頭の中までしびれたようになっている。

すると、美寧の上からすっと怜の気配がのいた。息も絶え絶えだった美寧は、ふぅっと一呼吸つく。
けれどすぐに戻ってきた怜は、おもむろに美寧の両腿を手で開いた。

「やっ、」

反射的に閉じようとすると、怜の体が間に差し込まれて閉じられない。
恥ずかしさにじわりと瞳が潤み、「待って」と呼びかけようとするが、怜の声の方が早かった。

「ma minette———」

低く掠れた声。そして———
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