耽溺愛2-クールな准教授と暮らしていますー
「ほんと?」
俯き気味のまま視線だけを持ち上げて見上げてくる様子が、子猫のように可愛いらしくて、つい口元がゆるんでしまう。
「本当。それに、『サプライズ』が嬉しいという気持ちも本当です。手作りチョコを貰うのは久しぶりだったから……」
「そう、なの……?」
「はい」
きっぱりと言い切った怜に、美寧の顔が少し明るくなる。
「そっかぁ……」
嬉しそうにはにかんだ美寧に、怜はほっと肩を撫でおろす。危うく初めてのバレンタインを台無しにするところだった。
にこにこと微笑む彼女額に、謝罪の気持ちを込めくちづける。弓なりになっていた瞳がぱっちりと見開かれ、白い頬が薄く朱に染まった。
(可愛いな……)
唇へのキスも、さらに深い“特別なキス”も、もう数えきれないくらい交わしているというのに、こんな些細なことで頬を染める彼女が堪らなく愛おしい。
体を重ねることにも少しずつ慣れてきた彼女は、恋人から妻と肩書を変えた今も、その初々しさを失っていない。
愛しい妻の輝くような笑顔に、怜は思わず見惚れていた。
(こんなに可愛いひととずっと一緒にいられる『特別』を貰ったのだから、俺はもっと独占欲を押さえるべきだろ……)
そう自分に言い聞かせる。
「だから、ミネが初めて作った生チョコを貰うのが俺だけじゃない、ということくらい我慢しないとな……」
いつのまにか心の呟きが声になっていた。
すると美寧が「あっ!」と声を上げ、慌てたように言った。
「ちがうのっ!……“生チョコ”はれいちゃんだけなの!」
俯き気味のまま視線だけを持ち上げて見上げてくる様子が、子猫のように可愛いらしくて、つい口元がゆるんでしまう。
「本当。それに、『サプライズ』が嬉しいという気持ちも本当です。手作りチョコを貰うのは久しぶりだったから……」
「そう、なの……?」
「はい」
きっぱりと言い切った怜に、美寧の顔が少し明るくなる。
「そっかぁ……」
嬉しそうにはにかんだ美寧に、怜はほっと肩を撫でおろす。危うく初めてのバレンタインを台無しにするところだった。
にこにこと微笑む彼女額に、謝罪の気持ちを込めくちづける。弓なりになっていた瞳がぱっちりと見開かれ、白い頬が薄く朱に染まった。
(可愛いな……)
唇へのキスも、さらに深い“特別なキス”も、もう数えきれないくらい交わしているというのに、こんな些細なことで頬を染める彼女が堪らなく愛おしい。
体を重ねることにも少しずつ慣れてきた彼女は、恋人から妻と肩書を変えた今も、その初々しさを失っていない。
愛しい妻の輝くような笑顔に、怜は思わず見惚れていた。
(こんなに可愛いひととずっと一緒にいられる『特別』を貰ったのだから、俺はもっと独占欲を押さえるべきだろ……)
そう自分に言い聞かせる。
「だから、ミネが初めて作った生チョコを貰うのが俺だけじゃない、ということくらい我慢しないとな……」
いつのまにか心の呟きが声になっていた。
すると美寧が「あっ!」と声を上げ、慌てたように言った。
「ちがうのっ!……“生チョコ”はれいちゃんだけなの!」