偽りの花婿は花嫁に真の愛を誓う
「いえ、ご満足いただけてよかったです。
またなにかありましたら呼んでください。
ありがとうございましたー!」
元気よく、花井さんは帰っていった。
将来は自分の店を持ちたい、という彼女を応援しているのもあって、いつも指名していたりする。
「さて。
じゃあ、出掛けますかね」
バッグを持って部屋を出る。
この間、御津川氏がなんの気まぐれか、土産だって買ってきたブランドもののバッグにしたけどよかっただろうか。
……ええ。
やはり、なんでもない日にいきなり、何十万円もするバッグをプレゼントされ、驚かないわけがない。
これが彼の普通なのだと納得するまでにしばし、時間がかかった……。
「こんにちは、御津川様。
タクシーが到着しております」
「ありがとうございます」
エントランスで私を見つけたタキシードのおじさまが、わざわざ自動ドアを開けてくれる。
彼はこのレジデンスに二十四時間在住のコンシェルジュだ。
またなにかありましたら呼んでください。
ありがとうございましたー!」
元気よく、花井さんは帰っていった。
将来は自分の店を持ちたい、という彼女を応援しているのもあって、いつも指名していたりする。
「さて。
じゃあ、出掛けますかね」
バッグを持って部屋を出る。
この間、御津川氏がなんの気まぐれか、土産だって買ってきたブランドもののバッグにしたけどよかっただろうか。
……ええ。
やはり、なんでもない日にいきなり、何十万円もするバッグをプレゼントされ、驚かないわけがない。
これが彼の普通なのだと納得するまでにしばし、時間がかかった……。
「こんにちは、御津川様。
タクシーが到着しております」
「ありがとうございます」
エントランスで私を見つけたタキシードのおじさまが、わざわざ自動ドアを開けてくれる。
彼はこのレジデンスに二十四時間在住のコンシェルジュだ。