偽りの花婿は花嫁に真の愛を誓う
ニヤリ、と彼は右頬を歪ませた。
「そうですね」
最初からそのつもりなら、先に言ってほしい。
……それでもやっぱり、あけるのは怖かったと思うけど。
「ちょっと痛いが、李亜はこの何倍もの痛みに耐えてくれたんだもんな。
ありがとう、李亜」
彼の顔が近づいてきて、ちゅっ、と唇が触れる。
とても愛おしそうな顔で。
処女で痛い思いをさせたから代わりに、なんて考える男がいるだなんて思わない。
これは御津川氏が特別変わっているんだろうか。
でもそうやって気遣ってくれるのは少し、……嬉しくもある。
「別に、それは……。
そういえば、ご両親にこの結婚は話してあるのですか」
ほんのりと熱い顔で、話題を変える。
ご両親は反対していないんだろうか。
こんな、詐欺にかかって一文無しになるような、間抜けな女との結婚なんて。
「両親は放任主義なんだ。
俺が人として間違ったことをしない限り、なにも言わない」
「そうですね」
最初からそのつもりなら、先に言ってほしい。
……それでもやっぱり、あけるのは怖かったと思うけど。
「ちょっと痛いが、李亜はこの何倍もの痛みに耐えてくれたんだもんな。
ありがとう、李亜」
彼の顔が近づいてきて、ちゅっ、と唇が触れる。
とても愛おしそうな顔で。
処女で痛い思いをさせたから代わりに、なんて考える男がいるだなんて思わない。
これは御津川氏が特別変わっているんだろうか。
でもそうやって気遣ってくれるのは少し、……嬉しくもある。
「別に、それは……。
そういえば、ご両親にこの結婚は話してあるのですか」
ほんのりと熱い顔で、話題を変える。
ご両親は反対していないんだろうか。
こんな、詐欺にかかって一文無しになるような、間抜けな女との結婚なんて。
「両親は放任主義なんだ。
俺が人として間違ったことをしない限り、なにも言わない」