オフィスラブはじまってました




 昼、社食で柚月と出会ったひなとは、柚月たちと同じテーブルで食べることになった。

 水橋もいたので、みんなに非常に喜ばれる。

 楽しげに水橋と話している同期たちの声を聞きながら、ひなとは言った。

「家の中、もうちょっと物増やさないとなんですよね~」

「別にいいんじゃないか? すっきりして」

「今度誰かが遊びに来るかもしれないんですよ」
と言うと、

「……誰が遊びに来るんだ?」

 ちょっとの考えるような間のあと、柚月がそう訊き返してくる。

 同期の中の何人かが来るかもしれない、とかそういう風に受け取ったようだった。
< 220 / 576 >

この作品をシェア

pagetop